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21 作業風景・工程  22 取り扱い説明

   萩焼き 取り扱いについて       

 陶器の取り扱いについて
まずお使いになる前に水洗いをし、一晩水に浸けておきますと、包装材、そのほこりやにおいを取り除きます。
 
次に高台(糸底)の処理です。
ふつう高台は釉がかかっていないため、砂を含んだ陶器などそのままだとざらざらして食卓や折敷を傷つけることがあります。触られて気になる様でしたら紙や布やすりで処理されることを、お勧めします。

陶器である萩焼は磁器等に比べ質が粗くできていますので使い始めに水漏れする場合があります。
しばらくそのままお使い頂くと茶渋等の浸透により自然にとまりますが、漏れが続くようでしたら製品をよく乾燥させ、オモユ・フノリ等を入れて六時間余り浸けておいて下さい。
 
また土ものは、番茶で煮ると丈夫になるといいます。鍋にたっぷりの水をはり、ほうじ茶を入れて陶器を沈めます。
それから四~五十分ほど煮て、さましてから洗います。備前等の無釉もの、あるいは粉引きや貫入のあるもの等、焼きが締まって丈夫になります。また汚れや匂いがつきにくい等の効果もあります。湯呑も茶渋がしみ込む事がありますが、こうした処理をしておくと、あとまできれいに使えます。 (但し楽焼は逆に柔らかくなるので避けてください。)

食器類は酸味、油分、酒類等の強い食品を入れたままご使用になりますと、貫入(ヒビ)に浸透し、シミ、異臭、べとつきの原因となりますので長期間のご使用は避けてください。

萩焼きを電子レンジで使うことは基本的に避けて下さい。高周波により高温になるので、釉薬が変色したり割れることがあります。

洗い終わった器はよく乾燥させてから収納下さい。特に焼きの柔らかい楽や織部、備前、萩など水気を吸収しやすい器は完全に乾燥させないと、かびなどの原因となるので注意が必要です

  
       

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